NEW  理論株価と市場リスクで読む相場の実勢:「リスクオフの境界で気迷う株式市場」を公開しました。
(2019/5/18公開)

『 理論株価と市場リスクで読む相場の実勢』コーナー「リスクオフの境界で気迷う株式市場」を公開しました。
*今回は特別版として以下の「bCAMレポート」でフル版をご紹介しています。

 株式相場は不安定な動きを続けています。日経平均は大型連休の前に高値を付けた後、下落に転じ連休明けに下げ足を強めました。米中間の“貿易摩擦”がいよいよ“貿易戦争”へ移行し世界経済への影響が本格化するという懸念から市場リスクが一段と高まったためとみられます。
 今回はこうした不穏な相場の動きについて今後の見通しの参考にしていただけるよう、相場変動の裏にある市場リスクの実態を見ていきます。



 ご参考:日経平均と理論株価および通常変動の上側と下側、変動の下限の推移
                 ―2018.9.3~2019.5.16―

投資の視点201905A


 日経平均の荒っぽい動きに対してこの間の理論株価は為替相場の安定と堅実に推移する業績を背景に一貫して2万3,000円台で安定した動きを続けており、相場の不安定な動きはファンダメンタルズの変化ではなく専ら市場リスクの変動によってもたらされていることが分かります。
 当講座ではこうした状況を客観的な数値で示すため、日経平均と理論株価とのかい離を “偏差値”に規準化した分かり易い指標を開発しました。この指標は本来の意味からは「市場リスク基準指数」とも言うべきものですが、より直観的に分かり易い名前として「リスク回避指数」と呼ぶこととします。


 以下は上図と同期間における「リスク回避指数」の推移を示すグラフです。


                 ご参考:リスク回避指数の推移
                    ―2018.9.3~2019.5.16―

投資の視点201905B



 「リスク回避指数」は昨年12月の相場急落局面では「極端なリスクオフ」の領域まで達しましたが、この異常状態はすぐに脱して徐々にリスクは低下、本年2月からは通常リススクの上側とリスクオフの領域の間でそれなりに落ち着いた状況が続きました。4月半ばには通常変動の領域まであと一歩というところまで進んだところで米中間の軋轢を主因に再び反転上昇して現在の70点レベルに至っています。
 足元の状況は70点を前にして気迷っているように見えます。今後、米中の対応など様々なリスク要因の動きを注視する必要がありますが、一方で更新中の今期業績見通しは決して悪くない、という状況があり、これが足元の気迷い状態の大きな要因のひとつとなっている点も考慮する必要がありそうです。



(*)詳しい内容は以下の5月17日更新の「bCAMレポート」をご覧ください。

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