F.マネージャーの視点/銘柄選定とその背景:「コロナ後の人流拡大と経済復活を見始めるシナリオ」を公開しました。  (2021/06/03公開)

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<『応用編・講座』>
「応用編・講座」の「F.マネージャーの視点/銘柄選定とその背景」で新講座を公開しました。

ー コロナ後の人流拡大と経済復活を見始めるシナリオ -

コロナ後の動きを想定・・・個人消費関連銘柄が視野に
 コロナ後の景気の動きに市場の関心が移ったことは確かでしょう。コロナに積極的に立ち向かう唯一手段としてワクチンが改めて認識されております。世界的にみても経済復活へ道はこのワクチンの接種率におおきく依存する形になりつつあります。
 先見性をもってする証券市場もコロナ克服後の経済を想定、銘柄物色へと進む動きが出ております。
 ワクチンという強力な攻めの道具を手に入れたことにより、東京市場でも遅ればせながらコロナ後の銘柄物色がより本格的にできる状況がもたらされることになりました。
 ここではコロナ後に期待される個人消費関連のうち比較的理解しやすい身近な銘柄群で見る代表的企業を挙げると

〇百貨店(三越伊勢丹、高島屋等):
消費を取り込む総括的業態であり回復は一般的消費傾向の指針。
〇テーマパーク(サンリオ、オリエンタルランド等):
休業、入場者制限影響はストレートに業績に反映、株価形成には株主優待等の影響が大きいことを考慮。
〇外食(すかいらーく、ロイヤルホスト、サイゼリア等):
ファミリーレストランの回復は生活密着型として認識。

 これらはいわゆる人流拡大を伴う回復パターンで浮上してくる銘柄群です。ワクチン接種率の向上が人流拡大に直接影響する為、それを予知してか株価の動きが底堅くなってきました。


 このうちサイゼリア(7581)に注目します。個人消費回復銘柄として一般的な意味での消費回復銘柄に加え、その回復後の中期成長につながる可能性を持つ銘柄であるからです。この銘柄の成長期待は中国国内における店舗展開です。
 コロナ禍をいち早く克服した中国では店舗展開が順調なペースに戻りつつあるようです。一般的消費回復銘柄としての投資妙味と中期的拡大戦略の期待を同時に持った銘柄です。
 以下はサイゼリアの株価と1株当たり純資産(BPS)の推移を示すグラフと1株当たり純利益(EPS)、配当、BPSの実数値の一覧です。

               サイゼリアの3か月ごとの株価とBPSの推移
        ー2012年12月~2021年5月15日(直近:5月15日の株価:2,345円)ー

   


             サイゼリアの業績、配当状況
          ー2012年8月期~2021年8月期(予想)-

   

*こちらは本講座の要約です。詳しい内容は本講座をご覧下さい。

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講師:若林利明
外資系機関投資家を中心に日本株のファンドマネージャーを歴任。NPO法人日本個人投資家協会協議会委員。世界の株式市場における東京市場の位置づけ、そこで大きな影響力を行使する外国人投資家の投資動向に精通する。著書:「資産運用のセンスのみがき方」など。

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