チャートの先生実地指南:「移動平均線(その1)-ゴールデンクロス・デッドクロス:動き出しはどこだ!?」を公開しました。  (2020/02/11公開)

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<『サイト学習コース』>
「応用編・講座」の「チャートの先生実地指南」で新講座を公開しました。


ー 移動平均線(その1)-ゴールデンクロス・デッドクロス:動き出しはどこだ!? -



 今回から「移動平均線」によるチャート分析シリーズに入ります。今回は初回ということで、移動平均線によるチャート分析の第1歩ともいえる「ゴールデンクロスとデッドクロス」について見ていきます。
 これは「チャート分析」全般に言えることなのですが、チャートの形や「シグナル」を一生懸命覚えて、「チャート分析」をした気になっている向きも少なくないのではないかと思います。
 移動平均線においてもただ単純に「ゴールデンクロスは買い・デッドクロスは売り」などと見ることが多いのではないでしょうか。今回はそうしたゴールデンクロスやデッドクロスが起きるときに投資家はどんなことを考えるのか、というところにさかのぼることで、どうしてそこでゴールデンクロスが起きて、あそこでは起きなかったのかを検証します。

 以下の図1をご覧ください。

清水氏202002A


 図1はある年の日経平均の「暴落」までの動きです。この時点では業績面からの不安も少なく上ブレが期待されるほどでした。
 赤い線は5日移動平均線、青い線は25日移動平均線です。ここでA~Eまでの場面での投資家の心境を考えてみます。のケースでは5日移動平均線を考えた場合に5日前の株価と次の日の株価が同じであれば移動平均は変わらず、安ければ下落、高ければ上昇となります。
 すなわち、このケースでは次の日に大きく上昇しなければ移動平均が下がり「デッドクロス」となる可能性があり、「売り」、逆に上昇となれば移動平均の「ニアミス」という状況でむしろ「買い」となるケースなのです。結果は上昇でした。
 のケースも同様のパターンとなっており、やはり上昇となっています。C以降は紙幅の関係で次回の検証としますが今回の検証を参考に、同様にきめ細かく観察をすることで検証し次回の当講座と合わせるとより理解を深めることができると思います。お試しになってはいかがでしょう。



*本講座ではこうした移動平均線によるチャート分析のパターンを補助線を併用して分かりやすく整理した図2を合わせてより詳しい解説を行います。詳しい内容は本講座をご覧下さい。


*ご注意:本講座は会員向けの「応用編・講座」に収録されます。ご覧になるためには会員登録が必要となりますが、会員登録した当月中は無料で全ての情報、機能をご利用いただけます。お気軽にお試しください。(退会の手続きはトップページの「退会手続き」の窓から行えます)。



講師:清水洋介
大和証券、外資証券会社、外資系オンライン証券会社などを経て、証券アナリスト「チャートの先生」としてテレビ・雑誌等に登場し、また、現役ディーラーとしても日々相場と対峙する。 講演を行う一方、2014年5月に株式スクールを開校するなど投資に関して幅広い分野で活躍。著書:ローソク足と酒田五法(パンローリング)など多数。

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