F.マネージャーの視点/市場の切り口:「米国視点で日本の株価変動を探る」を公開しました。  (2019/08/31公開)

<『サイト学習コース』>
「F.マネージャーの視点/市場の切り口」で新講座を公開しました。

ー 米国視点で日本の株価変動を探る -

 日本の株式市場は為替の動向で強い影響を受けます。これはとりもなおさずアメリカの経済状況、株式相場の影響を強く受けることを示しています。
 今回はまずニューヨーク株式市場の動きを中心に、そして東京市場の動きがどうなるのかを見、併せてその間の為替の動きを見ることで外国人投資家のグローバルな投資眼を意識して探ってみます。
 下のグラフは2012年末から直近の2019年8月までを対象に日経平均とニューヨーク・ダウの推移、併せて日本株市場のターニングポイントとなる時点の為替水準(円対ドル)を表示したものです。

若林氏201909AA

 東京市場の節目となる動きを【1】~【4】で区分け、記しています。

【1】の期間
 米国経済はリーマンショックからの立ち直りが十分でありません。ニューヨーク市場もそれを映して期待値はあるものの積極的に買い上がる程でもありません。
 一方、東京市場もリーマンショック後の円高により企業収益は低迷しておりましたが、2012年の選挙により自民党政権が復活、これが日本株へと積極参入する外国人投資家の第一歩となりました。東京市場は折からの円安への反転もあり約40%の増益予想が見込まれ、おひざ元のニューヨーク市場と比べると輝き方が際立ちました。2013年の外国人投資家の日本株買い越し額は15兆円を記録しました。

【2】の期間
 米国経済はもたつき感がある中、金利低下が大いに景気を刺激しました。急激に上昇し伸び切った東京市場から一部ニューヨークへと関心が移る状況が生まれました。折からの円高は日本株もドルで評価される外国人投資家にとって、日本株部分撤退のチャンスでもあります。結局東京市場では2016年、外国人投資家は3兆7000憶円の売り越しになりました。

【3】の期間
 経済にギアが入ったニューヨーク市場では好業績株を買い上がる格好で株価は上昇しました。約一年間の調整を経た日本株は積極的に買うほどの収益状況でもなく東京市場のもたつき感が目立ちます。トータルとしての外国人投資家は結局、売りを継続です。

【4】の期間
 ニューヨーク市場の堅調が目立ち、その動きの裏返しとして東京市場から人気が離散してゆきます。その動きが現在まで継続中です。しかし、国際比較でも日本株のPER,PBRは低い水準にあることは誰もが認めており、足元の水準から積極的に売る理由はありません。米国の企業業績に思わしくない状況が出始めるようになると相対的に日本株が浮上してくる可能性もあります。

 こうした動きの中で東京市場で内なる変化も生じています。ある調査機関によると2018年の一部上場企業の年間配当支払いはおよそ14兆円で、企業の自社株買いは6兆円程度と推察されています。これはEPS,BPSの増加となり株価形成にとってのプラス要素として注目です。

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講師:若林利明
外資系機関投資家を中心に日本株のファンドマネージャーを歴任。NPO法人日本個人投資家協会協議会委員。世界の株式市場における東京市場の位置づけ、そこで大きな影響力を行使する外国人投資家の投資動向に精通する。著書:「資産運用のセンスのみがき方」など。

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