国際投資環境の視点から:「世界のリスクー思い知らされるアメリカの存在感」を公開しました。  (2019/06/17公開)

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<『サイト学習コース』>
「投資の地力養成講座」の「国際投資環境の視点から」
で新講座を公開しました。

ー 世界のリスクー思い知らされるアメリカの存在感 -

世界のリスクとして注目される近時の4つの動きについて以下で解説します。

1.ホルムズ海峡とマーケット
原油の大動脈であるホルムズ海峡でタンカーが攻撃されるという衝撃的な事件に対して世界のマーケットの反応は鈍かった。原油の先物価格は3%程度の上昇、米国の株価はむしろ若干の上昇。ホルムズ海峡の閉鎖という事態は別として、シェール革命によってアメリカが世界一の産油国になり純輸出国になったことと無縁ではない。むしろベネズエラ情勢に注目すべきかもしれない。併せて、アメリカの株高の要因に言及。詳しくは本文を。

2.香港に見る中国リスク
香港における逃亡犯の引渡し条例反対の大規模デモは香港における中国システムのサステイナビリティが問われていると言える。台湾の総統選挙にも影響を与え、台湾海峡リスクの高まりに通じる。これはアメリカの台湾に対する武器供与や戦艦の派遣がそのリスクのマグニチュードを引き上げる。 その他、反対デモに裏の社会の関与という声も。詳しくは本文を。

3.イラン問題の裏にオバマ外交の後遺症
アメリカとの関係が緊迫化するイランの後ろ盾となっているのがロシア。シリア、トルコにおいてもプーチン大統領の存在感が高まっている。この構図は対北朝鮮にも当てはまる。こうした事態の発端はウクライナ危機に対するオバマ前大統領の稚拙な外交と見られる。米国の次期大統領選で”だれが出ても勝てる”という民主党楽勝との世論調査に対する結果がどう出るか、前回選挙の轍(テツ)が思い浮かばないでもない。詳しくは本文を。

4.Rest of the World化する欧州と日本
足許がおぼつかないあやふさを抱えている独、仏、伊、そしてハードBrexitの現実味を増しているイギリス。欧州の主要国がそれぞれリスクを高める中、EUがRest of the World、世界の関心から置いてきぼりにされることが最大のリスクかも知れない。決して日本も他人ごとではない。詳しくは本文を。

詳しい内容は本講座をご覧下さい。

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講師:真殿達
国際協力銀行プロジェクトファイナンス部長、審議役等を経て麗澤大学教授。米国のベクテル社、ディロン・リードのコンサルタント、東京電力顧問。国際コンサルティンググループ(株)アイジックを主催。資源開発を中心に海外プロジェクト問題への造詣深い。海外投資、国際政治、カントリーリスク問題に詳しい。

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