NEW ポートフォリオ戦略実践講座:「『最適ポートフォリオ』の有効性を運用実績で検証」を公開しました。  (2019/02/26公開)

<『サイト学習コース』>
「投資の地力養成講座」の「ポートフォリオ戦略実践講座」
で新講座を公開しました。

ー 『最適ポートフォリオ』の有効性を運用実績で検証 -

  「ポートフォリオ理論」は投資家にとって最も有利な投資を実現する運用方法を決める理論ですが、果たして実際の運用において理論通りの成果が得られるのか、実際の運用実績と照らし合わせることで検証します。
 ここではポートフォリオ理論の中核と言える「最適ポートフォリオ」を取り上げます。ポートフォリオ理論は本来、短期の目先のもうけを追及するものではなく中長期的な運用の中で理論の裏付けの下で安定した成果を目指すものですので、検証も一定の運用ルールに従って2018年初から継続運用を行います。今回は3回目の検証になります。
 投資家が求める理想の投資は、「最もリターンが高く、かつ、最もリスクが低い投資」です。しかし、実際には高いリターンには必ずそれに見合う高いリスクが伴います(投資の金言:「フリー・ランチはない」)

 そこで、投資家が追及する最も望ましい投資は、、
・同じリスクの下で最もリターンの高い投資 または
・同じリターンの下で最もリスクの低い投資

ということになります。
 当講座ではこうして設定したポートフォリオが実際の投資で想定通りの結果が得られるのか、以下のルールの下で2018年初から継続運用することで検証します。
<運用ルール>
1.最適ポートフォリオの基となる基準銘柄、10銘柄を選定(選定は当講座の「ファンド・マネージャーの視点」担当講師)。
2.運用開始は2018年1月4日。以降、6か月ごとにリバランスを行う。
3.最適ポートフォリオは所定の数学的手法(2次計画法)によって以下の2通りを求める。

〇リスクの如何に関わらずリターンが最大となるポートフォリオ。
〇リターンの如何に関わらずリスクが最少となるポートフォリオ。

<最適ポートフォリオの構成>
 最適ポートフォリオは6か月ごとに見直しますので、2018年の運用開始以来、現在まで都合3回の組み換えを行っています。ここではご直近の2019年1月4日に設定した最適ポートフォリオの内容を示します。

     第3期:2019年1月4日設定、運用期間:2019年1月4日~6月28日

日暮201902C

<最適ポートフォリオのリスクとリターン>
 最適ポートフォリオは所定の期待リターンごとに求まるので実際には無数に求めることができますが、ここではリターン最大の最適ポートフォリオとリスク最少の最適ポートフォリオを両端とする11個を取り出し、日経平均と併せてリスクとリターンを示しています。

      11個の最適ポートフォリオと日経平均のリスクとリターン

日暮201902E

 図で左側はリスクが小さく、上方はリターンが高いことを示しますので左上方がより有利なリスク・リターンを示します。図の11個のポートフォリオは基準10銘柄で得られるリスク・リターンのうち最も左上方に位置するように構築されたポートフォリオです。日経平均は大幅に引き離して左上方にあることが分かります。
<運用実績>
 さて、このような最適ポートフォリオを実際に運用した結果を示すのが以下のグラフです。運用開始期の2018年1月4日を100とし、直近の2019年2月22日まで指数で示します。

   日経平均と最適ポートフォリオの運用成果(2018年1月4日=100)
              ―2018.1.4~2019.2.22―

日暮201902F

 青線が日経平均、緑線がリスク最少、赤線がリターン最大の最適ポートフォリオ、2本の茶色の縦線は過去2回のリバランス時期を示します。
 この間の株式相場(日経平均)は2018年初と10月に27年ぶりの高値を更新し12月には急落するなど波乱模様の相場だったと言えます。
 結果的に直近の2月22日の日経平均は91.1で2018年初の水準を9%ほど下回っています。一方、リスク最少ポートフォリオは91.9とわずかに日経平均を上回っおり、リターン最大ポートフォリオ104.8で日経平均を約15%上回る<結果となっています。荒れ模様の相場に対して高いリスクを負担してハイ・リターンを追及する投資戦略が功を奏した形です。
 以上の実績から理論に基づく最適ポートフォリオ戦略は有効といえそうです。

詳しい内容は本講座をご覧下さい。

*ご注意:本講座は会員向けの「投資の地力養成講座」に収録されます。ご覧になるためには会員登録が必要となりますが、会員登録した当月中は無料で全ての情報、機能をご利用いただけます。お気軽にお試しください。(退会の手続きはトップページの「退会手続き」の窓から行えます)。

講師:日暮昭
日本経済新聞社でデータベースに基づく証券分析サービスの開発に従事。ポートフォリオ分析システム、各種の日経株価指数、年金評価サービスの開発を担当。2004年~2006年武蔵大学非常勤講師。インテリジェント・インフォメーション・サービス代表。統計を駆使した客観的な投資判断のための分析を得意とする。

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