F.マネージャーの視点/市場の切り口:「グローバル化した資金の市場選好」を公開しました。  (2018/11/04公開)

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<『サイト学習コース』>
「F.マネージャーの視点/市場の切り口」で新講座を公開しました。

ー グローバル化した資金の市場選好 -

 世界の株価変動同一化現象が進行していることはこれまでに当講座で幾度となく述べてきましたが、今回は近年株式市場の面でも擡頭著しい中国に注目します。
 現在、世界の株式市場規模のトップスリーはニューヨーク、東京、上海です。
 下のグラフはこれら3つの市場の代表的指数について、2015年1月を“1”として2018年9月までの動きを示したものです。

若林氏201811AAA
                                         *2015年1月=1
 スタートとなった2015年は、中国も急成長の中進国から先進国への脱皮を目指す時期と見られましたが、直前の2013年に最高指導者の地位に就いた習近平氏が当初は集団指導体制をとるものと考えられていたものが逆に終身制に踏み込むなど権力の集中へと踏み出だした時です。上海指数は2016年頃から日米との乖離が始まり、2017年にその乖離幅が拡大、2018年から上海市場の下落によりその差がさらに目立つようになりました。
 さらにここにきてトランプ氏の仕掛けた貿易戦争の問題です。これは経済問題であると同時に背後に世界の覇権争いが絡む優れて政治(体制)にかかわる根の深い問題である点に注目すべきです。
 世界の株式市場の同時化が進む中で、上海市場がこのまま取り残されるのかどうか、それによって世界の株式相場はどのような影響を受けるのか、中国の”民主化”という政治的問題を抜きにはは語ることが出来ないと思われます。

詳しい内容は本講座をご覧下さい。

*ご注意:本講座は会員向けの「投資の地力養成講座」に収録されます。ご覧になるためには会員登録が必要となりますが、会員登録した当月中は無料で全ての情報、機能をご利用いただけます。お気軽にお試しください。(退会の手続きはトップページの「退会手続き」の窓から行えます)。

講師:若林利明
外資系機関投資家を中心に日本株のファンドマネージャーを歴任。NPO法人日本個人投資家協会協議会委員。世界の株式市場における東京市場の位置づけ、そこで大きな影響力を行使する

外国人投資家の投資動向に精通する。著書:「資産運用のセンスのみがき方」など。

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