F.マネージャーの視点/市場の切り口:「小型株市場の特徴と調整局面における小型株の対処」を公開しました。  (2018/09/07公開)

<『サイト学習コース』>
「F.マネージャーの視点/市場の切り口」で新講座を公開しました。

ー 小型株市場の特徴と調整局面における小型株の対処 -

 今年になって市場全体の下げ基調の中で特に小型株の下げがきついようです。この調整局面の売りの主体は外国人投資家です。下のグラフは2017年1月から2018年8月(15日)までの日経平均日経JASDAQに加えて東証二部指数、マザーズ指数の月次終値の動きを示します。

若林氏市場201809AAA
丸印はピークの時点を示します。

 売買代金の変動をみると、一部市場の日々の売買代金は閑散期(ボトム圏)とみなせる2016年の年央は2兆3000億円(月間平均)レベルでそれがピークをつけた2018年の初頭に概ね3兆5000億円となり、つまり売買代金がボトム圏から50%上昇しています。
 これに対してJASDAQ市場の売買代金は、同期間、320憶円程度であった売買代金が2018年の株価ピーク時には1,000憶円に到達、実に3倍以上になっています。機関投資家間のパフォーマンス競争が小型株への関心、銘柄発掘の深化となっているのです。この現象は、市場全体が成熟化しつつあるとき現れる現象であり後戻りはありません。

 小型の個別銘柄はさらに厳しい対応を強いられる局面が生じています。
 よく二階に上がって梯子を外されると表現されますが、そうした事態を初めから想定し外されても再度梯子がかかるような銘柄選択をすることに小型銘柄投資の成功の秘訣があります。短期で、相場の波に乗れた場合、大いに値上がり益を享受することもありますが、それはラッキーであったと理解すべきです。

 ここでは小型株急落の事例として一部市場のセーレンを取り上げます。時価総額1,150憶円の中堅銘柄です。流動性に富んでいるわけでもなく、株価は小型株の動きとしての特徴を持っており。外国人保有比率は20%弱、中期的事業展開期待、成長株としてのイメージを持つ銘柄です。下のグラフは2012年12月から直近までのセーレンの月次終値の推移です。

若林氏銘柄201809AA

2018年3月期まで直近3期の営業利益率は以下の通りです。

営業利益率               7.68%  8.92%  9.3%

 営業の実態を代弁する営業利益率は向上しています。業績面から見る限り積極的に売る理由はありません。この状況下における株価急落は日本株撤退を決めた外国人投資家の換金売りの対象となったと見る方が妥当と思われます。
 売らせるだけ売らせておいて安くなった時、買いチャンスが到来するとも言えます。その時は、別の外国人投資家が買いに参加する可能性もあります。当然押し待ちの日本人もチャンス到来で行動に出るでしょう。持続的利益成長を評価することによって、目先の売りの中、保有し続ける銘柄の典型です。

詳しい内容は本講座、”F.マネージャーの視点”のうち、「市場の切り口」と、「銘柄選定とその背景」をご覧下さい。

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