ポートフォリオ戦略実践講座:「『最適ポートフォリオ』のパフォーマンスを検証」を公開しました。  (2018/08/02公開)

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<『サイト学習コース』>
「投資の地力養成講座」の「ポートフォリオ戦略実践講座」
で新講座を公開しました。

ー 『最適ポートフォリオ』のパフォーマンスを検証 -

 今回の講座はポートフォリオ運用の中心テーマとも言える「最適ポートフォリオ」についての総覧的な解説です。そもそも”最適な投資”とは、といった成り立ちから始め、最適ポートフォリオの設定と運用、そしてその運用実績の検証・評価まで一連の作業を追うことで最適ポートフォリオの実践的な意味を体感で理解していただくことを目的とします。

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「最適ポートフォリオ」とは
 ポートフォリオ運用の真髄は、まず先行き高いリターンが期待できそうな有望銘柄を選び出し、その上で先行きの不確実性、すなわち投資リスクをコントロールすることで当初目指した高いリターンを実現する確率を高めること、と言えます。
 ここで、リターンに配慮しつつリスクを管理することで得られる最も有利なポートフォリオを「効率的ポートフォリオ(*)」と呼びます。これはただ一つに特定することはできません。そして、これら効率的ポートフォリオ集団のうち、投資家が目指すリターン、あるいは許容できるリスクの水準に相応するポートフォリオがその投資家にとっての「最適ポートフォリオ」となります。

ベース銘柄の選定
 まず、出発点となる有望銘柄グループを”ベース銘柄”とします。ここでは以下の10銘柄を選定しました。
 運用開始期は2018年初とし、運用は半年を単位として半年経過ごとに対象銘柄の見直しを行うこととします。区切りの時点で各銘柄のリスクとリターンおよび銘柄間のリターンの連動性を考慮して「最適ポートフォリオ」を再設定します。

〇第2期選定10銘柄:2018年7月2日運用開始
モデル201807B新

「最適ポートフォリオ」の設定
 下図は第2期のベース銘柄を基に求めた一群の効率的ポートフォリオの全体像を示すグラフです。
 ただし、ここで、各銘柄の組み入れ比率は20%を上限としています。
 こうした最適ポートフォリオの考え方と求め方など詳しい説明は当講座の「株式投資の基礎を学ぶ」/「個人投資家のためのポートフォリオ運用」(会員向け講座)をご参照ください。音声でポートフォリオ運用の基本から最適ポートフォリオの求め方まで分かりやすく解説いたします。

           11個の効率的ポートフォリオのリスクとリターン
レポートA

「最適ポートフォリオ」の運用成果
 下図は年初から7月31日までのこれらポートフォリオの運用実績と日経平均の推移を日次ベースで併せて示したグラフです。運用開始期の1月4日を100とした指数で示しています。各指標名の後の数値は終期の7月31日の値です。

       最適ポートフォリオと日経平均の運用実績(2018.1.4=100)
                   ―2018.1.4~2018.7.31-

モデル201807FFF

今回講座の詳しい内容は本講座をご覧下さい。

今回策定した各ポートフォリオの運用実績については、今後、リスク、リターンの特性と合わせて継続的にトレースし新しいコーナーとして公開する予定です。ご期待ください。リスクリターンの兼ね合いでより効率的な投資戦略を目指す皆様の投資のご参考にしていただければ幸いです。

当講座に関するお問い合わせを歓迎いたします。お問い合わせは以下のメールでお願いいたします。
メール:info@iisbcam.co.jp。

*ご注意:本講座は会員向けの「投資の地力養成講座」に収録されます。ご覧になるためには会員登録が必要となりますが、会員登録した当月中は無料で全ての情報、機能をご利用いただけます。お気軽にお試しください。(退会の手続きはトップページの「退会手続き」の窓から行えます)。

講師:日暮昭
日本経済新聞社でデータベースに基づく証券分析サービスの開発に従事。ポートフォリオ分析システム、各種の日経株価指数、年金評価サービスの開発を担当。2004年~2006年武蔵大学非常勤講師。インテリジェント・インフォメーション・サービス代表。統計を駆使した客観的な投資判断のための分析を得意とする。

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IIS
(有)インテリジェント・インフォメーション・サービス

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