理論株価と市場リスクで読む相場:「市場のリスク回避度を表す『リスク回避指標』を開発・足元の相場はリスクオフの状態から抜け出す兆し]  (2018/04/24公開)

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『 理論株価と市場リスクで読む相場の実勢』コーナー
「市場のリスク回避度を表す『リスク回避指標』を開発・足元の相場はリスクオフの状態から抜け出す兆し」を公開しました。

 昨年9月からの株式相場の上昇は1月に26年ぶりの高値である2万4,124円に達した後、調整局面に入りました。反発と下落を繰り返して3月に3番底となる2万617円を付けた後ゆるやかな回復基調が続いています。
 この間の株式相場は大きな上昇、下落を繰り返しましたが、一方で企業業績を中心としたファンダメンタルズは安定的に推移しており、相場の変動はファンダメンタルズ以外の要因、すなわち市場のリスク評価によっもたらされてきたことを示しています。実際、北朝鮮の核とミサイルによる挑発、米国と中国との貿易摩擦から世界的な貿易戦争への懸念などが続きリスク要因が高まりましたが、ここにきて、やや落ち着きを見せるなど、市場リスクは大きく振れています。

 今回の講座はこの株式相場と市場リスクの関係の分析と併せて、新たに「リスク回避指標」を開発、紹介しています。相場は市場リスクの水準自体もさることながら、時に市場がリスクを積極的に取りに行く(リスクオン)か、リスクを避ける(リスクオフ)のかという心理的な動向によってより大きく影響されます。新指標はこのリスクに対する対応の程度を数値化、”偏差値”で示したものです。
 指標から、これまで続いてきたリスクオフの状態から抜け出す傾向が読み取れ、相場は今後堅調な回復につながりそうです。

            ご参考:「リスク回避指標」とかい離幅の推移
                  ―2017.9.1 ~2018.4.20―

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詳しい内容はこちらの本文をご覧下さい。

*ご注意:本講座は会員向けの「理論株価と市場リスクで読む相場の実勢」に収録されます。ご覧になるためには会員登録が必要となりますが、会員登録した当月中は無料で全ての情報、機能をご利用いただけます。お気軽にお試しください。(退会の手続きはトップページの「退会手続き」の窓から行えます)。

講師:日暮昭
日本経済新聞社でデータベースに基づく証券分析サービスの開発に従事。ポートフォリオ分析システム、各種の日経株価指数、年金評価サービスの開発を担当。2004年~2006年武蔵大学非常勤講師。インテリジェント・インフォメーション・サービス代表。統計を駆使した客観的な投資判断のための分析を得意とする。

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IIS
(有)インテリジェント・インフォメーション・サービス

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