国際投資環境の視点から：「八千草薫主演『これはあなたのもの』」を公開しました。｜bCAMレポート｜資産運用のブティック街： bCAM

＜『サイト学習コース』＞
「投資の地力養成講座」の「国際投資環境の視点から」で新講座を公開しました。

ー　八千草薫主演「これはあなたのもの（Something that belongs to you）」　－

　ナチスのホロコースト下の西部ウクライナで金品を支払って屋根裏部屋でかくまってもらったユダヤ人の母親と幼い子供の回想劇。1981年ノーベル化学賞受賞者のロアルド・ホフマンの実体験に基づくもの。脚本はホフマン自身による。
　物語のハイライトは、アメリカに逃れ成功した息子一家と母親のもとに、金品を見返りに匿ってくれたウクライナ人の娘が現れる。両親の死後、遺品の中から両親のものではない黄金の指輪を見つけ、それはホフマンの母親のものではないかと返しに来たのだ。ナチスに殺された夫との結婚指輪だったのに、年老いた母親は、それは返しに来たウクライナ人のものだ、と言って受け取らない（86歳になる八千草薫のリンとした母親役が印象的）。原題：「Something that belongs to you」。1932年から33年にかけてのウクライナ農村部（主に東南部）でのホロドモールといわれる人工的大飢饉などを折り込んでユダヤ人、ロシア人、ナチスの複雑な感情（怨念？）の紡ぎの中で日中戦争へも影響が及ぶ。様々な経路が無数に張り巡らされている国際情勢において遠い国のことと軽視はできないことを認識。

講師：真殿達
国際協力銀行プロジェクトファイナンス部長、審議役等を経て麗澤大学教授。米国のベクテル社、ディロン・リードのコンサルタント、東京電力顧問。国際コンサルティンググループ（株アイジック）を主催。資源開発を中心に海外プロジェクト問題への造詣深い。海外投資、国際政治、カントリーリスク問題に詳しい。

内容は本講座をご覧下さい。

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