理論株価で相場評価:「理論株価2万円に到達、日経平均は理論株価に接近し2万円近辺で安定」  (2017/07/02公開)

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           ― 理論株価2万円に到達、日経平均は理論株価に接近し2万円近辺で安定 ー 


 2017年前半の株式市場は北朝鮮の核実験、ミサイルによる挑発、フランスの大統領選挙、英国の総選挙、また米国トランプ大統領の矢継ぎ早な荒っぽい施策の実施など外部環境が不安定だったにも拘わらず概ね穏やかに推移しました。こうした状況を支えたのが堅調な業績です。
 下図は年初から6月末まで6カ月間の日経平均、理論株価、通常変動の上側と理論株価の決定要因である日経平均ベースの予想EPS、米ドルレートの推移を示したグラフです。

     日経平均、理論株価、通常変動の上側と米ドルレート、予想EPSの推移
                  ―2017.1.4~2017.6.30―

相場20170630

 紺色の線が日経平均、青線が理論株価、赤線が通常変動の上側で、ファンダメンタルズ要因の予想EPSが緑線、米ドルレートが紫色の線です。各指標の後の値は6月30日の値を示します。
 当期予想が折り込まれる4月末から予想EPSは急上昇し近時は165円程度の高値で安定しています。これは前年比約20%の増益となります。この業績の好調に引っ張られる形で理論株価も上昇、6月27日に2万円に達しました。以降、2万円近辺で推移しています。
 一方、日経平均は市場リスクの高まりを背景に5月に入り中心軌道が通常変動の上側から理論株価へシフトしました。結果として日経平均は2万円を中心とした動きとなっています。外部環境の急変などで市場リスクの大きな変動がなければ日経平均は2万前後の水準で落ち着いた動きを見せそうです。

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講師プロフィール:日暮  昭

日本経済新聞社においてポートフォリオ分析システム、年金運用評価システム、各種の日経株価指数の開発を担当。2004~2006年武蔵大学非常勤講師。インテリジェント・インフォメーション・サービス代表。

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