理論株価で相場評価:「日経平均は理論株価の収まるボックス圏で安定した動きへ」  (2016/09/04公開)

============  「理論株価で測る相場の位置づけ」 (2016年9月4日 配信)  ===========

                  ― 日経平均は理論株価の収まるボックス圏で安定した動きへ ー 


 9月2日の日経平均は前日比1円16銭安とほぼ横ばい。このところ日経平均の変動は小動きになっているようです。
 背景には理論株価が一定の範囲で安定的に変動する中で日経平均が理論株価に接近している状況がありそうです。
 下の図をご覧ください。対象期間は予想EPSに今期業績予想が全て反映される6月から直近の9月2日です。

                 日経平均と理論株価の変動範囲
                     -2016.6.1~2016.9.2ー

視点0903A

 日経平均は紺色、理論株価は青色で通常変動の上側と下側は赤色の線で示しています。理論株価は2本の緑の線ではさまれたボックス圏で推移しているのが分かります。
 この線は理論株価の2つの決定要因のうち、予想EPSを137円で固定し米ドルレートを100円と105円に設定した時の理論株価の位置です。上の線は1ドル105円に対応し、下の線は1ドル100円に対応したもので、それぞれ1万7223円と1万6707円となります。
(*)予想EPSは5月末以降136円から138円の間での安定した動きとなっています。

 図から、6月24日の英国のEU離脱ショックが収まるのにつれて日経平均は理論株価に向けて接近していることがわかります。今後、9月の米国FOMCで金利引き上げが決まるなど、外的な要因で為替が大きく変動することがなければ、日経平均は理論株価に沿った動き、すなわち、1万6700円から1万7200円の間がメドとなりそうです。



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当コラムの基である「理論株価で測る相場の位置づけ」は以下のグラフと数表で構成され、日次ベースで更新、会員向けに公開しております。

グラフ1:「日経平均と理論株価の推移」
 出力期間:2015年1月5日~直近日
 日経平均と理論株価の推移を示す最も基本となるグラフです。

グラフ2:「かい離率の推移と変動範囲の上限・下限」
 出力期間:2015年1月5日~直近日)
 日経平均と理論株価のかい離の推移を時系列で示します。相場反転の直接の判断材料となります。

グラフ3:「日経平均と変動範囲の上限・下限」
 出力期間:2015年1月5日~直近日
 上記のかい離率を日経平均と同じ水準に引き直したグラフで相場反転の株価の位置を日経平均との比較で直接捉えることが出来ます。

グラフ4:「日経平均と変動範囲の上限・下限―-拡大グラフ」
 出力期間:2016年1月6日~直近日
 上のグラフの出力期間を期近まで絞ることでグラフを拡大、より詳細に反転のタイミングを捉えることができます。

数表  :「直近5日間の日経平均と変動の範囲・かい離率」
 出力期間:直近5営業日
 日経平均と通常の変動範囲、および反転のメドとなる変動の限界を直近の5営業日について数値で示します。

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講師プロフィール:日暮  昭

日本経済新聞社においてポートフォリオ分析システム、年金運用評価システム、各種の日経株価指数の開発を担当。2004~2006年武蔵大学非常勤講師。インテリジェント・インフォメーション・サービス代表。

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