国際投資環境の視点から:「BREXITとユニラテラリズム」を公開しました  (2016/06/20公開)

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<『投資を学ぶ』コーナー>
「投資の地力養成講座」の「国際投資環境の視点から」で新講座を公開しました。

ー BREXITとユニラテラリズム -

 EU脱退を問うイギリスの国民投票は23日。精度を上げた予想でも「脱退」派が有利との情報も。
 仮に「残留」と出ても僅差は間違いないところで、将来ある若い議員が襲われて死亡する事態にまで発展し、EUへの目はこれまでとは全く異なることになる。
 「脱退」と出れば、いくら脱退派が「EUへの分担金(毎年120億ポンド)を払わないで済むし、EUが結んでいる経済協定はEUの欄にイギリスと書き直すだけだよ」、と言っても金融市場の大混乱は必至で、すったもんだは避けられない。ウインブルドン現象に影が差し、「残留」を望むスコットランドは結果次第で再び独立にかじを切るかもしれない。

 一方、イギリスの脱退作業が進むならEU内で非妥協的な動きが活発化、財政規律など基本政策を巡る加盟国間の対立は先鋭化しそう。
 不満のマグマが爆発すると、「EU諸国の思潮は自国の主張に拘泥するユニラテラリズムに向かっていた」ことに気づかされ、その時にはキャメロン首相はパンドラの箱を開けたに過ぎなかった、ことになる。
 ユニラテラリズムの嚆矢はアメリカ。自国の損になるような行動は取らない。兵員派遣に極めて慎重であり、一方でITを駆使したサイバー攻撃には積極的である。
 BREXIT問題を生んだ国民感情とEU拡大の蹉跌の背景にはユニラテラリズムの進展があり、それを第4次産業革命が支えているという構図。



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